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第27回 サロマ湖100kmウルトラマラソン
2012年6月24日(日曜日)開催


初めてサロマに挑戦したのが40歳のとき。
しかし80kmの関門で時間切れリタイア。
リベンジで挑戦したのが翌年41歳のとき。
11時間27分54秒で完走。
それ以来サロマに挑戦していません。

そして昨年2011年10月の誕生日に50歳記念で出場することを決めました。
9年ぶりのサロマです。
大会から1ヶ月が経った今、
記憶の新しいうちに記録として残そうと思います。

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元気堂MC、この仲間がいたのも出場する決意を大きく後押ししてくれました。
私にとってウルトラに出るのはとてもハードルが高いのです。
学生時代体育の評定で3以外取ったことがなく、高3のマラソン大会が終わった時に、もうこれで一生涯マラソンなんかしたくても良いんだと思つた人間です。
スタートラインに立つための準備が大変です。
でも一度味わったウルトラの完走の充実感は忘れられませんでした。
思い入れが大きいです。
準備も含め、ゴールするまでの苦しかったはずの時間が、楽しい思い出として残っています。

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大会前日の土曜日朝9時、道庁前の元気堂に集合。
メンバーは元気堂MCの面々7名と、サポート隊長ののむ夫人。
レンタカー1台にて出発。
先ず目指すは受付会場の湧別総合体育館。

途中の高速砂川ICでトイレタイム。
ここは既にサロマの第一エイドの様相。
見るからにランナーが多い。
着ているものがジャージやマラソン大会の参加賞のTシャツ。
足元はランニングシューズ。
そういう自分もジャージ。
見知らぬランナーの方が「ここはサロマの含有率が高いですねー」と話しかけてくる。
サロマ出場者は同志を感じる気がする。

遠軽到着で昼食。
ホテルサンシャイン内レストランがんぼう。
遠軽は短期間住んでいたことが有るので懐かしい。
がんぼうの名前もいかにも遠軽。

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午後1時、湧別総合体育館着。
自分で受付をするのは始めて。
前回までの2回とも当時北見に住んでいた両親に受付をしてもらっていた。
サロマは当日受付がないので札幌からだと前入が必要。
気温は13℃
私だけ素足でビーチサンダル。
寒い。
早速受付会場へ。

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おおー、応援FAXがびっしり貼ってあるではないか。
元気堂面々への応援メッセージが貼ってある。
さとまささんが私へのメッセージも有ると教えてくれる。
オデシさんからのサプライズであった。
素直に嬉しい。

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受付の直ぐ横にゴールした時にアナウンスしてほしいメッセージを用紙に書くコーナーがあり、早速明日の自分宛に一言書く。
このメッセージ用紙を無駄にしたくない。
外の物販ブースのテントにてランTを購入。

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静岡からいらしたのむ夫人はホタテをお召し上がり中。
それにしても寒い。
明日の着る物がイメージできない。
長いの短いのそれぞれ用意してあるがウルトラは長丁場、3時間6時間9時間先の気温も考えないといけない。
予報では明日の最低は6℃と出ている。
この予報がコロコロ変わる。

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車中に戻りここからは二日間お世話になる常呂の宿かがりやへ向け出発。
明日はまたこのスタート地点にきて7名は走る。
そしてのむ夫人がこのクルマを運転してゴールの常呂町スポーツセンターまで届けてくれる。
ありがたい。当初はドライバーを一人北見の人材派遣会社から雇う話も有ったほどだ。
道々のむ夫人にサポート、応援ポイントをサロマンブルーでこの遠征を企画してくれたもりしさんを中心にレクチャーしていく。
私としても9年ぶりのことで道もかなりウル覚えになってきたので試走してくれるのはありがたい。

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何箇所かの応援ポイントに立ち寄り、サロマ湖ワッカネイチャーセンターにも寄る。
ここはワッカ原生花園での応援駐車場になる予定。
80~98kの辛い距離と時間帯の最終応援スポット。
館内のジオラマにてこのワッカの細長く本当に長いワッカの距離確認と明日の自分をイメージをするも、決意が沸くどころか心細くなってきた。

最後にゴール地点の常呂町スポーツセンターを確認。
何としてでも明日はここに帰って来たいと強く思う。
他の大会でこれほどまでにスタート地点とゴール地点が離れたワンウエイのコースは知らない。
なのにスタート地点では「イッテラッシャーイ」
ゴール地点では「オカエリナサーイ」と多くの方が応援してくれる。
この言葉は人間くさくって大好きです。

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ここ常呂町スポーツセンター にはサロマンブルーメンバーの証「足型」のプレートがある。
あきさん、もりしさんのプレートを確認。
いろんな足の型があるものだ。
この後コンビニで食料補給。

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かがり屋へ4時20分投宿。
早速プログラム、ゼンケンその他を確認。
風呂に入って明日の用意。
仲間とあれこれ話ながら準備するのも楽しい。

携帯を充電しようとし持参のケーブルに繋ぐと、何とこれが通信専用ケーブルで全く用を成さない。
明日は写真を撮ることも今回の楽しみの一つと考えているのに。
さとまささんが直ぐにケーブルを貸してくださった。感謝感謝。仲間がいてよかった。

やはり、何を着るかで悩む。
取り合えず4枚のゼッケンをロングTとノースリに付ける。
朝の状態で何れかを着てもう片方を55kエイドへ送ろう。

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6時夕食。
ご馳走である。
しかしながら黙々と食べる感が強い。
もう完全に頭は明日の事しか考えていない。
飯をお替りするのも美味しいからでも有るがカーボローディング感が強い。
明日のグリコーゲンとなりガス欠しないようにと願いながら食べている自分がいる。
誰かが「こんなにオカズもったいないなー。明日食べたいなー。」と
全くである。パスタでもうどんでも米でも今日は炭水化物なら全く問題なし。
第一この一週間禁酒して肝臓を心ばかり休めている気でいる。
このオカズではビールが欲しいが明日までがまん。
酒豪ランナーののむさんは部屋でセルフのウエルカムドリンクを既にやっている。
当然寝酒も召し上がられるのだろう。
私のような姑息なことはなさらない。

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食後、のむさんと散歩。
彼は鉄分も非常に多い。
サイクリングロードを歩きながらこれは国鉄の廃線跡の利用である又コース脇のバラス等を教えていただく。
おかげでかなりリラックスできた。

8時消灯。
寝るのだ。
明日の朝食は2時。
年のせいで図太くなったのか意外とすんなり眠る。

1時45分起床。
朝食、モクモクと詰め込む。
当然メンバーは飯のお替り。
朝の2時に黙ってお櫃からお替りしている。
スタート3時間前の補給だ。
はっきり言って何を食べたか思い出せない。
写真を撮る頭も無かった。
ソーセージとバナナが一本あったのは覚えている。
しかしバナナは今日一日ずっと食べ続けるので今はパスする。宿の善意に申し訳ない。

3時出発。
運転は、いーさん。
もりしさんの「トバセ」の号令で速い速い。

4時前に着。
寒い。
雨模様。

いやー4000人からのランナーや応援の方が集まってイヨイヨ感が高まります。
早速着替え。
下はロング。
上はノースリーに肘上までのロング手袋。
最後にフード付きのビニールカッパ。

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3箇所のスペシャルエイドとレスト送りの補給食は自宅にて夫々ジップロックに封入済。
最終80kエイド送りの品には何としても再会するぞ、無駄にはしないぞ。
55k送りの昨日受付でもらった赤い袋には用意の品の他に、追加のカッパとゼッケンを貼ったロングTを入れる。

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何やかやで4時20分。
スタートラインの位置取りは自由なので遅く行くとそれだけ後方からのスタートとなる。
前方からのスタートを望む我がメンバーはもうそろそろスタート地点へと向かう。
しかしいつも後方スタートの私はこれから補給開始。
先ずは、羊かん150gこれは350kcalあり頼もしい。
スニッカーズ、53gで259kcal
この2点はコストカロリーレシオの高い協力布陣と考える。
おまけでソイジョイ135kcal
これをタウリン含有のドリンクとトマトジュースで流し込む。
腰にはボトルポシェットを巻き付け中身に500ccのスポーツドリンクを半分だけ入れ、残り半分は飲んでします。
後ろの小さなポケットの右には100円玉を5枚。
これは途中のコンビにでソフトクリームを買うか自販機で何か買う予定。
他にウィダーのゼリー180kcalとスポーツ羊かん170kcalと塩飴4個
これは20kまでのエイドは基本的に水分だけなのでその間に消費する予定。
左ポケットには必需品のipod
これはバッテリーが24時間持つので今回サロマ用に準備した。
前側のポーチには防水の為ビニールで包んだ携帯を入れる。

4時40分
スタートまで後20分
ゴール地点送りの青い袋に残った物全てを詰め込む。

出発
スペシャルエイド送りの品等をそれぞれのブースに預け、のむさんと合流。
いよいよスタートゲートに立つこととなる。

スタート10分前

とうとうここに立った。
さー、今日一日楽しむぞ。
ぜったいゴールするんだ、13時間ぎりぎりでも完走するんだ。
ゴールできなきゃ楽しい思い出にはならないんだ。
目一杯、腹一杯、存分に楽しまさせてもらうぞ。
ただ気持ちは穏やかでとても気持ちがいい。
周りの皆が同志に見える。
よく皆頑張ってここに立ったねー。
ここに立ちたかったのに立てなかった方が大勢いるはずです。
すごいすごい。

スタート10秒前
カウントダウン
バーン!
スタート!
皆、拍手!
腕のストップウオッチを押す。
スタートの列全く動きません。
ピクリともしません。
嬉しくって顔ホコロビます。
だれも焦っていません。
余裕で構えています。
これこれ、これがウルトラです。
スタートゲートくぐるまで3分半かかりました。
たくさんの応援の方々の拍手と「イッテラッシャーイ」
応援の方々の笑顔、ランナーも笑顔。
手を振る方、ハイタッチする方、握手する方、オオーと駆け寄る方。
うれしいなー。
しあわせだなー。

コースは先ず町内を四角く一周してスタート地点に戻ってくる。
スタート前のトイレの行列を避けて、あえてこのタイミングでトイレに行かれる方はベテランの方なのでしょう。
再度の「イッテラッシャーイ」に見送られて牧草地帯へと向かう。

途中の老健施設の前では車椅子の方々が手を振って下さる。
手前の車椅子のおばあちゃんとハイタッチする。
日曜の早朝5時過ぎに知らないおばあちゃんとハイタッチをしている自分がいる。
非日常。
たのしいなー。

だが、我が足が変だ。
スタート直後から両方の大腿前部に違和感がある。
体全体が重たい。
何だろう?
普通のフルマラソンよりも長めにカーボローディングしたからか?
普通のフルマラソンよりも調整期間を短めにし休息期間を多く取りすぎたためか?
休息期間に筋肉がナマッタか?
この状態は普段のフルマラソンであれば約4時間程我慢すればいい。
しかし今日は12時間前後この状態が続くであろうし、又当然この状態が良くなるとは思えないのでより悪化するであろうから、この先はいったいどうなるのか?
完走できるのか?
大丈夫か?

5kポスト通過
35分
大腿の張りは変わらず。
取り合えず1時間は様子をみよう。

10kポスト通過
10k/1時間8分
予定では1時間2.3分で来たかった。
この辺りからサロマ湖が見え竜宮台の折り返し地点へと向かう。
足が重い。
10kばかりの所でこんな状態では困る。
これより酷くなったらどうしよう。
しかしもう少し様子をみてみよう。
ここで持参のウイダーを摂取。

この後15kまでは本当に長く感じた。
止め時まで考えてしまい暗くなる。
まもなくトップランナーが折り返してきた。
日本人速い速い。
次はニコニコしらがらワイナイナ選手。
なんだその頭の被り物は。
オレンジピンクのシャワーキャップか?
その後はまばらに高速選手が来る。
それらを見物していると若干大腿の違和感を忘れる。

しばらく後に高速白人選手が向かって来る。
何事か叫びながら笑い顔でこちら側のランナーにハイタッチを求めている。
えらいハイテンションだ。
日本人ではあり得ないレベルだ。
パチンとハイタッチする。
ハーイ!と大声で叫ばれて気がついた。
おおー、そうであった。
今は楽しむのであった。
ここにいること自体がすごいんだ。
全力を出すのであった。
「たのしんでるかーい?」と言われたように感じた。
おかげで何か気力だけは戻ったようだ。

折り返しに近づく。
両側が海。
仲間を探す。
当然全員が私の前にいる。
もりしさんも調子良さそうだ。
フルの時よりも青ゼッケンのもりしさんの方が生き生きしているように見える。
さとまささんとのむさんは併走して笑っている。

折り返しをまわって、地元の方の太鼓による応援に拍手で感謝。
この後は多くの民家の前を通っていく。
9年前にここを走った時に強く印象に残っているのが、
鎖につながれた大きな黒い雑種犬がワンワンワンワンほえながら、
つながれている杭を中心にグルグルと大層興奮して全速で走っていたのを思い出す。
犬にしてみたら普段は静かな漁村の朝早くに大勢の見知らぬ数千人の人間が次々とワッシワッシと走ってくるんだもの興奮するのはあったりまえだよなー。お騒がせしてスマヌ。と感じたのを思いだす。
しかし今日その犬は見当たらない。
9年の歳月を感じる。

小さな男の子が、小さな手をランナーに出してハイタッチしている。
可愛いなー。
コース誘導の制服姿の警備員がガンバレーと声を出しニコニコしながら仕事している。
と思うとムスッとして仕事中なんだぞオーラ全開の同じ制服姿の警備員もいる。
多くのランナーはガンバレーと声をかけてくれる方にはアリガトーなり手を上げるなりして感謝の意を伝える。
同じ警備の仕事をされていても気持ちの持ちようで、疲れ方は違うんだろうなーと思った。

20kエイド手前で持参の井村屋スポーツ羊かんを摂取。
普段はほとんど甘いものは食べないが、走っている時は食べる。
この羊かんは塩分があって美味い。

20kエイドでバナナ2切れとボトルに水補給。
各エイドでは必ず水分補給と給食をし、
エイドを離れるときは梅干が有れば必ず頬張って先へ進むことにしている。
エイドで立ち止まるのはしょうがないと思う。
それにしても足がおかしい。

20kポスト
10k/1時間3分

何とか足をごまかしながら進んでいる。
大腿の張りが悪化しない様に願う。
膝の爆弾もおとなしくしていてくれ。
今ここで足が止まったら、まだ日曜の朝7時過だ。
無念極まりない。
最初のスペシャルエイド30kを楽しみに様子見で行こう。

左手には民家の応援の方々。
右手には折り返しへと向かうランナーの列。
独特なフォームで走られている方がいる。
着ている物も面白い。
手のひらを前に向けて胸の前でヒラヒラさせている方。
手をブラリと下げたまんまの方。
ナナメッテいる方
リズムがカックンカックンされている方。
これが皆さんウルトラのランナー。
フルは当ったり前に走る人たちだ。
そのフォームがご自分のベストなのでしょう。

着ている物に地名が分かるものを記載している方も多い。
サロマほど開催地以外からの参加のランナーが占める割合が大きい大会は他にあまり無いのではないだろうか。石垣や四万十、ホノルルなんかもそうだろうか。

コスプレもしっかりいる。
ウシ、タイガーマスク、キツネ、シャー、ピカチュウ、何だか分かんないの。
カニはさっきトイレに並んでいた。

24k付近
ここからは応援スポットが点在する。
9年前は両親が車でオッカケをしてくれ補給を手伝ってくれた。
途中ワラビを採ったりしていたようで1日付き合ってもらった。

25kエイド
バナナ2切れ
いぜんと大腿に張りがある。
霧雨が大分小降りになってきた。
カッパをいつ捨てようか。
雨で全く写真が撮れない。

最後のランナーともすれ違い次にランナー同士がすれ違うのは目指すワッカ。
この辺りから徐々に水際を離れ酪農地帯へと向かう。

小学校低学年位の子供がお父さんはまだかと母親の手をしっかり握ってランナーの列を心配そうに見ている。
応援ボードを持った女性グループが、もういっちゃったのかねー。などと言っている。
我が零細チームと違い、大所帯チームは立派なノボリや横断幕を掲げ、ワゴン車でエイドまでコシラエて大いに楽しんでいる。

30kポスト
10k/1時間3分

大腿の張りは変わらない。
そして30kスペシャルエイド
「ニーナナイチゴー」と高校生ボランティアに告げて預けておいたスペシャルを取ってもらう。
預けていたジップロックの中身は、
甘酒・ドリンク・ザバスのゼリー・羊かん・飴4個
空っぽのポシェットにザバスと羊かん、飴を入れる。
甘酒とドリンクをイッキ。
エイドのオレンジ2切れバナナ2切れ黒砂糖を食べ、
エイドを出る際にもう1切れバナナと梅干を持って飛び出す。

今回の楽しみの一つはレストも含めて4箇所に置くことが可能なスペシャル。
10年前初めて参加したサロマでの敗因の一つがガス欠であった。
30Kに置いたおにぎりを食べるのがやっとで、その後は食べられなくなった。
胃が受け付けなくなった。
以来練習の時には積極的に固形物を食べる様にしている。
それですっかり今では走る際の楽しみの一つに走りながらの食事が含まれるようになってしまった。
次のスペシャルは25k先の赤い袋を送った55kレスト。

コースは直線。
ゴールと反対の北へと向かっている。
この先、道が正確に90度左に曲がっているのが分かる。
初夏の田園風景の中、ランナーの列が遥かかなたまでつながっている。
北海道らしくてとても良い風景だ。
しかし走っている自分としては、数キロ先の米粒ランナーが見えるのは精神的に辛い。
コースは90度で2回曲がり南へ向く。
体がワッカとゴールの常呂の方角に向かう。
ここまでのコースの一部は100kの為の距離稼ぎの部分があり逆走したり遠回りしたりしている部分があるので、ここからがサロマ一周感が強い。
練習でも往復コースよりもワンウエイの方が好きだからこの様に感じるのだろうか。

いぜん大腿は張っている。
体も重い。
が、しかし悪化はあまりしていない。
そして気が付いた!
普段のフルだとこの距離でこの状態はアッタリマエではないか。
ウルトラだものこの距離から後に痛いの辛いのが出るのは想定内だ。
普通の痛みだ。
よしよし、俄然勇気が沸いてきた。

35kエイド
カッパ捨てる。
ここにはアンパンがあり2切れ頬張り、バナナを手にエイドを出る。
おおー、エイド横で手を振っているのは、さとまささんと青いゼッケンが眩しいあきさんではないか。
ニコニコしながら何か食べて休んでおられる。
お二人とも大ベテラン。
マタアトデネーとバイバイ。

サロマの大きな関門は80k
10時間以内にたどり着かないといけない。
50kの関門が6時間30分なのでそこまでは10k/1時間18分でOK
が、そこからが厳しくて50k~60kが10k/1時間05分で、50k~80k間は平均10k/1時間10分を求められる。
実際50kをぎりぎりだったら次の10kは時間内では無理だろう。
そこで心に固く決めているのが70kまでは絶対に歩かない。
70kまでで歩いたらリタイアの可能性が高くなる。

そばに知り合いが所属しているチームの派手なチームユニフォームを着た美人ランナーが来たので話しかける。
しかしあまりお喋りがお好きでいらっしゃらないようでスーッとスピードアップして距離を開けられてしまう。
スミマセンおじゃましました。

羊かんを食べる。

40kポスト
10k/1時間01分

チョット速すぎか。
足も普段の痛さだ。

40kエイド
ここはスイカがお目当て。
素直に美味しい。
ゆっくり座って沢山食べたい衝動にかられるがそうもいかない。
基本的にマラソン大会の参加料はエイド毎での飲み放題、食べ放題の飲食料金と考えている。
ここのエイドは大当たりだな。

このあたりから、いよいよサロマ湖湖畔へと左へ下っていく。
車の通らない遊歩道。
左が湖、右が草木の斜面。
車道よりもやっぱり自然の中を走るほうが好きだ。
キモチイイナー。

42.195kポスト
4時間28分

まだ日曜の朝9時28分
普段だと今日は何をしようかーって余裕の時間だものなー。
それが今日はもうフル走っちゃった。
たのしいなー。
日の出から日の入りまで自分のスッキな事して何にも考えずだれからも文句を言われない。
贅沢だなー。
さー、たのしむぞー。

コースはまた国道へ戻って若干のアップダウンが始まり、
やがて降ってから登る結構な坂が出現。
やっぱり登ってから降る方が精神的に楽です。
逆は辛い。
スタート地点よりゴール地点がよほど高くなければプラスマイナス変わらないと分かっていても辛い。

50kポストの手前の登り坂で自分をガシガシ追い抜いていくのはのむさんではないか。
ポンと肩をたたいて、お互いにびっくり。
いつ逆転したのだろう。
一緒に並んで同時に50kポストのセンサーを踏む。
10k/1時間02分
のむさんはエイドではしっかりと休養し、走るときはしっかりと走ってマイペースを作り上げている。
55kレストで再開できればと話をし分かれる。
のむさんは得意の登り坂でランナーの隊列を右側から一直線にズンズンと追い越してジワジワと遠ざかっていく。

右の中足骨辺りが痛むので何度か靴紐を緩めたりきつくしたり頻繁に繰り返す。
左股関節がシブッテきた。
肩甲骨周りは何度もストレッチ。
腹も減ってきたのでザバスを食べるがもちろん物足りない。

初回サロマでの敗因の一つに次の55kレストの使い方を間違ったのも大きかった。
其の時は20分ほどしっかり休んだ。
他のエイドは無名なのに、ここだけレストステーションと呼ばれているので勘違いして心身とも完全にリラックスしてしまった。
氷のプールで立ち膝しアイシングもした。
もうサロマの半分以上が終わったんだと間違った判断をした。
距離が全行程の55%なので体力も55%ぐらい使っていいと思っていた。
体力も回復すると思っていた。
ここで体力を距離と同じ55%使っていたらアウトだ。
レストを出たときには完全に足が固まっていた。
リセットされた気持ちは再燃しなかった。
レスト出て直ぐの坂でノビタ。

その55kレストが大きく左カーブの先に見えてきた。
はらへったなー。
あそこには、おにぎりがあるんだ。
固形物、特におにぎりは練習ランの際もコンビニで一番良く買う。
10kランでも買う。
10kぐらいじゃおにぎりを食べたって効果が出る前に終了してしまうのは分かっているが、それでもあえて、おにぎりを買い食いする。
くせみたいになっている。

55kレストステーションに入る。
のむさんが子供みたいな目で笑っておられる。
ここまで来られた者同士、感じるものがある。

手袋を脱ぎゴミ袋へ。
100均の品で充分役立った。
先ずはおにぎり。
ホタテおにぎり、ふりかけおにぎりと7.8個いただく。
美味い!
おー、さっき食べたザバスが置いてあるではないか。2個ワンセットで、どうぞーと手渡ししてくれる。
しかし、おにぎりが美味しかったのでザバスはパス。

送っておいた赤袋を受け取る。
上をロングTに着替える。
用意のスペシャルは、
甘酒、缶コーヒー、ドリンク、チョコバー、羊かん、飴4個
液体3種をイッキ。
他はポシェットへ。
ワセリンをアチコチに塗りなおして、日焼け止めスプレーを顔面に噴射。
しかしここは混んでいるなー。
家族が再会するなどして普通のマラソン大会のゴール風景のようでもある。
ボランティアのおばちゃんに赤袋を再度預けてバナナを持って出発。
10分以内で出られただろう。

そしてレストの外でも応援されている方の人垣。
そこにはのむ夫人が、「がんばって~」とニコニコ顔で手を振って下さっている。
のむさんが直ぐ来る旨をお伝えしてお別れ。
やはり仲間からの声援は勇気100倍。

出ると直ぐ登り坂。
ここから80kまでの25k区間は10k以内毎にスペシャルやお楽しみの私設エイドが次々と続きサロマの特徴の一つだ。ただしこの間の10k毎の関門は厳しくなり貯金は目減りする。
当然もっと足も痛くなるだろうし、アッタリマエに体のあちこちに痛みや違和感が出て動かなくなるだろう。
今はk6分半ば位だが7分8分9分とかかるはずだ。

おたのしみの距離と時間帯になってきた。
先ずは大きな目標の80k関門に向かって楽しもう。

60kポスト
10k/1時間13分
やはりなー。

60kを過ぎると大きく左に曲がり湖畔へと降っていく。
妻や母へ電話、
気がまぎれる。

沖縄のあま先輩に電話、
あま先輩はフル100回を目指す元ウルトラランナーなので笑いながら応援してくれる。
「こっちは30度ださー、いい天気ださー、遊びにおいでよー」
足の痛み忘れる。

友人Benさんに電話、
彼もウルトラランナーで3週間後に参加する札幌ドーム6Hリレーマラソンのチームリーダー。
やはり笑って応援してくれる。
またこのサロマに6Hリレーメンバーの、さく女氏(私はお会いしたことがなく、どのような方かも不明。が、本夕驚かされることとなる。)が出場されていることを聞く。

続いて、豚児にも電話。
しばらく無言でその後に「は~ぃ だれ」と気のない返事。
父の声を忘れたか。
何してるとの問いに、髪切ってるとの事。
そんならマー仕方ないか。
一応、がんばってねとは言ってくれた。
後日、豚児に「は~ぃ だれ」の真相を問いただすと、
電話に出ると(携帯からスマホに変えて、電話番号は未登録で父とは気づかず)、
男の荒い息が「ハーハー」とだけ聞こえ、これは変態からの電話だと思ったとの事。
それはそれで正しい判断ではある。

DCIM0048.jpg
林の中も走る。
やっと写真を撮る余裕が出てきた。
ランナーが大分バラケテきた。

きもちいいなー。ipodに併せてハミングもでる。
今回の選曲も80s洋楽メインで豚児の聞いている分けの分からんのも色物として併せて2G程にしてシャッフルしてエンドレスで聞いている。

羊かんとチョコバー食べる。
甘さがうれしい。
普通はこんな食べ合わせはしないが全く気にならない。
木立の中を走るのは大好きです。
股関節がケッコーきている。
背筋も居心地が悪いなー。
が、気分はいい。

64kスペシャルエイド
「ニーナナイチゴー」とお願いして受け取る。
中身は甘酒・トマトジュース・羊かん・ショッツと鎮痛剤1錠
ボランティアの男子高校生に、
「甘酒飲む?」と聞いたら、
「僕、甘酒だけダメなんです。」と真顔で答えてくれる。
ホントカヨー。
素直な大変良い子です。
そりゃー、汗まみれで顔から塩噴いているオッサンが甘酒やるって冗談言ったら、
誰でも生理的に断るわなー。
「甘酒だけ」が泣かせます。
ぬるいトマトジュースが美味い。
バナナを持って出る。

コースはギムアネップの岬から国道へと戻る。
68k私設エイド斉藤商店

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高石ともやさんがギターで歌っておられる。
エイドはすごい充実です。
きゅうり、トマト、凍ったゼリー、パンにバナナにおしぼり等等。
私が好きなのは湯のみでの温かいお茶。
瀬戸物で飲むとホッとして人の温かみも感じます。
またお手伝いの小さなお子さんたちが真剣でめんこいこと。
真直ぐこちらを見ながら冷たいお絞りを手渡してくれる。
頭を撫でたい衝動にかられたが、汚い手で触れるのは申し訳ないのでやめた。
ブルーベリーを頂き、ありがとう、ありがとう。

左の股関節が固まってきたし相変わらず背筋も居心地が悪い。
中足骨辺りはなんだか感覚がなくなってきた。
この距離だとアッタリマエです。
ウルトラだもの。

70kポスト
10k/1時間13分
貯金1時間01分

このまま止まらなければ80kから先にいける。
10年前はここの関門に貯金が殆ど無く10k/1時間半近くかかって到着した。
次の関門の80kまでの10kを1時間15分で行かないと間に合わないと分かり、リタイアを意識した。気持ちは有ったがもう足は動かなかった。
泣きました。
情けなくって泣きました。
マラソンで泣いたのは、初めてフルを完走した千歳の時とこの時の2回。
泣いたら気持ちが切れました。
80k関門は閉鎖されていました。

DCIM000049_20120729202849.jpg
名物、大漁旗での応援 さろまにあん

ここで鎮痛剤を飲む
鎮痛剤をレース中に飲むのは今回が初めて。
足に吹きかけるコールドスプレーやその他のスプレーは余り信用していない。
一時的には良いが1時間後2時間後まで利いているとは思えない。
その場シノギ感が強い。

70k近辺から50Kマラソンのランナーと合流している。
100Kのコスプレランナーが連れの50kの同じ種族と合流したり、
ご夫婦や親子で合流されている。

74k付近、鶴賀のエイド
ここはソーメンとお汁粉
応援の方も沢山いらっしゃいます。
ソーメンを提供してくれるボランテイの女子高生さんに、
「疲れるでしょ」と話しかけると、
「疲れました」と素直な事
「日曜の朝早くから大変だねー」と
「いつもなら未だ寝てます」と
「代わってあげようか?代わりに走ってよ」と
「走ってみたいです」
ボランテイの女子高生さん、ありがとう。
おかげで元気が出ました。
復活しました。
ただ、テントの横にいらした学校の先生らしき方が、
「そこのオッサン。うちの生徒に変なチョッカイ出すなよ」と無言の横目で監視していたのが印象的でした。

左股関節にビビッと激痛が走るようになった。
アスファルトに腰を降ろしてのストレッチを何度も行う。
30分前に飲んだ鎮痛剤は効いてこの程度なのか、効いてないのかさっぱり分からない。
これも気休めか。
まあいいや。
2k程そんな事を騙し騙し繰り返しているとビビッではなく普通の痛みになった。

75kポスト
このまま行けば絶対に完走できる。
絶対にゴールするぞ。
あとは気持ちさえ切れなきゃ大丈夫だ。

リタイヤの不安が薄らいできて嬉しい。
足はボロボロだけど嬉しい。
50kランナーがへたばっていると持参の飴をプレゼントする余裕まである。

左手のサロマ湖越しに遥か先のワッカを走られているランナーのまばらな列が見える。
自分の1時間後の姿だ。
隣のランナーと「羨ましいですねー」等とニコニコしながら会話ができる。
この辺に来てやっと買い食いをしていない事に気付く。
商店や自販機を探すが周りは牧草地帯。
う~ん、残念。
もっと早くに気が付けばよかった。

いよいよ左に直角にカーブすると80Kエイドとワッカだ。
この左カーブ内側に巨大な山が。
すごい臭い。
牛の排泄物の山、堆肥にしているのだろうか。
いいなー、非日常だなー。

80K手前エイド
最後のスペシャルは
甘酒、ドリンク、ウィダー、羊かん、ショッツ
エイドのスイカが美味しい。

折り返して来たランナーも利用するエイドなので会話ができるのが楽しい。
この時間帯だとサブ9をねらう高速ランナーだ。
「向こうはどうですか」、「ちょうどいいよ」
「速いですねー」、「楽しみましょー」
ぬるい飲み物をゆっくりと味わって飲んで羊かんはワッカの景色を見ながらのお楽しみに持っていく。

DCIM0047_20120801105726.jpg
木立の中に入り小さな坂を登ると、80k関門!
とうとうここまで来た!
ここの関門封鎖時間は15:00:00
貯金が1時間有る!
残り20kで4時間。
体を動かしていれば絶対にゴールできる!

10k/1時間13分

こちらに向かってくるランナーは皆さんいい表情。
この中に仲間もいるはずだ。

DCIM000046.jpg
緩やかなアップダウン。
陽が射すと暖かい。
海と原生花園との対比がきれいだ。
自分でもニコニコしているのが分かる。
きもちいいなー。

60kあたりから距離表示が1k毎になっている。
80kまではその数字がそれだけ走ったとの意味合いに感じていたが、
ここからは100から引いて残りのキロ数に感じてくる。
82kポストで後18kで終わってします。
83kポストで後17kで終わってします。
足はボロボロだがこんなに楽しい一日の終わりが近づいている。

いーさん、みーさんとすれ違う。
仲間の快調が嬉しい。

85kエイド
スイカが美味しい。
行きと帰りで利用できるので大変な混みよう。
実質最後の補給の場だ。

DCIM00000044.jpg
そしてワッカ折り返し。
いよいよゴールの方角に顔を向けラストの走りだ。

90Kポスト
10k/1時間11分
貯金1時間22分
80Kまでのタイムより速くなっている。
やはり気持ちの問題が大きい。


90k(85K)エイド
のむさんが中学生みたいな無邪気なお顔でエイド中。
お互い最後までがんばりましょう。

もりしさん、さとまささんともすれ違う。
サロマンブルーで完走する術を心得ているもりしさんは全く余裕の表情で淡々と走られている。
ベテランのさとまささんの顔色がすごく悪い。
大丈夫だろうか。

しばらく行くとワッカに入ってからずっと探していたサロマンブルーのTさんを発見。
電話ではお話したことはあるが、お会いするのは初めての仕事でお世話になっている方。
ブルーメンバーはプログラムに写真とお名前が掲載されゼンケン番号は固定なので、青いゼンケン番号をずっと探していた。
「Tさん」と呼びかける。
すると全く見知らぬ人から突然声をかけられ、当然びっくりされておられる。
職場名と名前を名乗ると「おぉー」と両手握手を。
私「はじめまして、名刺忘れてきました」
Tさん「はじめまして、こんな格好で失礼します」
ワッカの先っぽで札幌のオッサンどうしが顔から塩噴いて初対面の挨拶をしている。
これも非日常か。
たのしいなー。

ワッカの応援ポイントはすごい人の数。
十重二重の人垣。
ありがたいなー。

DCIM00000043.jpg
サロマのブログを走る参考にさせていただいている“アートスポーツの鈴木さん”発見。
最年少でサロマンブルー獲得の大ベテラン
「ブログ見てますよー」と声をかけると
「ありがとうございます」と誠実そうなお人柄が分かるお声。
さすがに完璧に完走ぎりぎりタイムで走られている。
鈴木さんお勧めの超即効性のショッツをここで飲む。
ものすごく甘い、ベッタベタだ。

股関節は機能しているのだろうか。
足関節の可動域はかなり狭まっている。

80K関門は閉鎖されていてすれ違うランナーはもういない。

もう残りは5Kくらいしかない。
ゆるいアップダウンがサロマの最後のお別れのようで寂しい感じがする。

80Kのエイドにもどってきた。
残り2K
なにかこの場を離れるのがもったいなくて、
立ち止まって羊かんを食べながらゴールへと向かうランナーを見送る。
腰のボトルに少し残っている水分ももう要らないので捨てずにゆっくり飲み干す。
スペシャルエイドのテーブルには持ち主が現れなかったスペシャルがいくつかある。
足はボロボロだが気持ちはスーッとした感じだ。

ヨッコラショと最後の走りに出る。
左に曲がって少し歩道を走ってから花道へ。
この先で右に曲がるとすぐゴールゲートだ。

道路の真ん中、センターラインを真っすぐに走る。
車は封鎖されている。
ゴールアナウンスも聞こえてきた。
「オカエリナサーイ」の声が素直に嬉しい。

歓声が大きくなりゴールのアナウンスもはっきり聞こえる。
ゆっくり右折。
ゴール前であきさん、のむ夫人、いーさんが手を振ってくれている。
後ろを確認してラストスパートをかけているランナーにはお先に行ってもらう。
他のランナーと写真で被らないないようにして両手を挙げてゴール。

11時間21分

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終わった。

廻れ右して帽子を脱いで礼。
「ありがとうございました。」
「お世話になりました。」
「おかげで完走できました。」

完走メダルと完走タオルを掛けてもらう。
メダルの重さが嬉しい。

先ずは仲間の3人の所へ。
みんなと笑顔で握手。
「みーさんが今ゴールしたよ」
まもなく、のむさんが来た。
「オツカレサマー」
続々とランナーが入ってくる。
皆さんいい顔されている。

その時ゴールアナウンスで、
「2715番ニシ・・・・・・・・・」と昨日預けたメッセージが読み上げられる。
すっかり忘れてたが嬉しい。

寒い、着替えよう。
ゴールしたのむさんと握手をして、ゴール送りした青と赤の袋を取りに行く。
段差を乗り越えるのが辛い。
傾いた体勢を直すのが辛い。
体育館に累々とした大量の青と赤の袋は異様な光景。

DCIM00042.jpg
着替えの動作が辛い。
足の指には水ぶくれが出来ている。
足首が二周りほど太くなっている。
一つ一つの動作に気合がいる。

痛いの辛いのは全て100K走った証だ。

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ゴールで頂いた食券でエゾ鹿ジンギスカン弁当。

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仲間のもとへ。
もりしさんが来た。
「オツカレサマー」
笑いながら余裕で時間調整されている。
しばらくして、とっくにゴールしていたみーさんが来て握手。
脱水で点滴を受けていたとの事。
大分復活したとの事で何より何より。
全員揃ってさとまささんを迎える。
来た。
「オツカレサマー」
辛そうだ。
皆の笑顔が嬉しい。


13時間の制限時間まであと僅かとなり声援に力が入ってくる。
残り時間2分を切った。

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さっきの有名人アートスポーツ鈴木さんが来た。
周りからは「速すぎるぞー」
キッチリとギリギリに帰ってきた。律儀にもハイタッチまで。

カウントダウンが始まり周りからは大声援。
最後のランナーが倒れこんでゴール。
その後の間に合わなかったランナーにも当然「オツカレサマー」

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寒い寒い。
仲間全員揃ってヨチヨチと帰りの車へ向かう。
道路のなんでもない、くぼみが辛い。
雨水マスをまたぐのが辛い。
もりしさん、いーさんたちはスッタスッタとさすがです。
のむさんは車のステップに足が上がりません。

コンビニで酒を仕入れて宿へ。
足が固まってきました。
2階への階段はヨイショ、ヨイショ。
降りる時には手すりに全体重を預ける。
先ずは風呂。
風呂場へは車椅子用なのかスロープがあるのがありがたい。
お疲れさんランナーばかりの風呂場です。
よーく全身洗ってから湯船でしっかりと温まる。

DCIM0034.jpg
乾杯。ご苦労さん会開始
寒かったねー。あそこはあーだったこーだった。
さとまささんの顔色もだいぶ良くなった。
2次会は部屋で。

走っている最中に電話したした方々に完走の報告とお礼を伝える。
Benさんからは今度リレーマラソンでチームメイトになる、さく女氏が女性100Kの部で3位入賞されたとの、とんでもない驚きの報告があった。


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一晩空けてからの朝食は美味しかった。
平均年齢50歳を超えている一群なのに即お櫃のお替り。
生卵を全員分追加。
皆すごい食欲。

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宿前の サンゴソウ が壊滅状態

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帰路は私設エイドでお世話になった斉藤商店でお土産購入。

丸瀬布道の駅は足を引きずる多くのランナーの帰路エイドの様相。

運転はズーッといーさんにおまかせ。すみません、助かります。

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お昼はハイウエイオアシスで、さよならジンパ。

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元気堂前でお開き

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全ての皆さん本当にお世話になりました。
ボランティアの方々、大会コース近隣の皆さん、大会関係者、元気堂MCの関係者、家族、友人、職場の皆さん、全ての人に感謝です。
健康な体に感謝です。
一生忘れない思い出が出来ました。
ありがとうございました。

/////////////////

2晩は寝返りをする度に痛みで目が覚めました。
3日間は椅子からの立ち上がりに手の補助が必要でした。
7日目にノロノロとやっと10K走れました。
痛みによるサロマの余韻がうれしかった。

携帯の万歩計は12万歩を超えていました。
消費カロリーは7000kcalオーバー。
エイドでの摂取カロリーは3000kcalを超えてるはずです。

仲間と走る楽しさも知りました。
また2泊3日の仲間との楽しい旅でもありました。

やはりサロマは特別な存在です。
他のマラソン大会への出場は全てサロマへの布石と化します。
スーパーの食品売り場ではエイドに置く品を妄想します。
6月24日からだけを逆算して練習します。
サロマより過酷な大会はいくつも有りますが自分には無理でしょう。

サロマに出て本当によかった。
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