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2018.08.18 小町湯

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へろへろずぶ濡れになって、南小樽駅そばの小町湯到着。


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高座の番台は正しく内を向いている。

流石は明治10年創業125年の歴史を感じる正しい番台。

私全身水だらけですので上がり框に浅く腰かけて、ワラーチ脱いでタオルで足裏拭いて水が滴るリュックをたたきに下ろしながら番台のおばちゃんに話しかけました。
「初めて来ました。ここは何年位になるんですか?」
おばちゃん「100年以上になるの。昔はね直ぐ側が運河でね。昔はね皆石炭でしょ。それを運んできた船の人たちが仕事帰りに風呂入ってね。蕎麦屋も有ってね。風呂入って蕎麦食べていくの。その時のミマスヤはもう無いの。もとは蕎麦屋なの。」
お客さんはお爺さんが二人で、洗い場に一人と脱衣所に一人。
脱衣所の湯上りお爺さんが番台のおばちゃんに「う~」とかなんとか言って手を上げたら、おばちゃんが「いつものタクシー呼ぶかい?」って。
とっても良い雰囲気です。

私が濡れた衣類をビニール袋に入れたり細々ごちゃごちゃとその辺を濡らさないようにセコセコしていたら「カゴ2つ使っても良いんだよ」って。
「ところでオニイサン何処から来たの?」って。
とっても良い雰囲気です。


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常連さんの置き棚
昔の常連はここに自分の桶置いといて手ぬぐい一本だけぶら下げて来て、帰りに蕎麦前で一杯引っ掛けて帰ったんだろうな。
恰好良かったろうね。


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子供だけ通る事が許される扉


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温泉の効能もおばちゃんが説明してくれました。
「ウチのは良く効くんだって。」


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十七貫5百匁である事が判明しました。


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湯は気持ちよく熱い。
カランと湯舟が近いので汲み掛けがしやすい。
そもそもカラン自体がない場所もある。
桶もイスも使い終わったらきちんと元に戻して積み重ねる。
そうそう昔はそうだったよね。
イスに座って髭剃ろうとしたら鏡の位置が低い。
そうそう昔はイス使わなかったもね。
久しぶりに直座りしました。
なんだか気持ち良い。
磨かれたタイルが清潔なのも気持ち良い。
そりゃそうかそうでなきゃ125年も持たないか。
堺の壁の高さが私の頭ギリギリなのは丁度1間なんだね。
もう完全にタイムスリップの世界が心地よい。
ジェットバスが唯一現代している。
白湯でなく温泉成分のせいも加味されて心地よい。

湯上り牛乳が無かったのは残念だけどポカリ飲んでたらおばちゃんが、
「傘無いでしょ。入って来た時見てたの。これ持っていきなさい。孫が置いて行ったの。骨曲がってるから使い終わったら捨てていいの。返さなくて良いからね。」


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かたじけない。
ありがたい。
帰りは南樽駅までジャンパーを頭から被って雨の中に飛び出そうと思っていたのに。
心からありがとう。
必ずまた来ます。


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